せっかくの台湾旅行、トラブルや気まずい思いはしたくないですよね。日本では当たり前のことでも、台湾ではマナー違反になってしまうことがあります。
この記事では、台湾でやってはいけない事や気をつけたいことをご紹介します。楽しく、そして安心して台湾を満喫するための参考にしてください!
日本で普通でも、台湾でやってはいけない事がある
台湾に限らず、旅行では現地のマナーを

台湾に限った話ではありませんが、海外旅行ではその土地の文化やマナーを尊重することが大切ですよね。
日本の「常識」は、世界の「非常識」かもしれません。ほんの少しの意識で、現地の人との関係も良くなるはずです。
日本との違いに気をつけよう

文化や歴史、宗教の違いが、行動のタブーやマナーに大きく影響しています。台湾は近いようで、日本との違いもたくさんあるんです。
日本人の感覚では「え、こんなことが?」と思うような行動でも、台湾では不快に思われてしまう場合があります。
たとえば地下鉄でのマナー、トイレの使い方など…。
こうした違いを知らずに過ごしてしまうと、現地の人に迷惑をかけたり、恥ずかしい思いをしたりしてしまうかも。
以下では、台湾でやってはいけない事と気を付けたいことを紹介していきます。
台湾でやってはいけない事・タブー3選
地下鉄での飲食

台湾の地下鉄(MRT)はとっても清潔で快適。でもその理由は、車内での飲食が一切禁止されているからなんです。
お水をちょっと飲むだけでも、罰金の対象になってしまうので要注意。MRTの改札を通ったら、飲食は我慢してくださいね。
トイレットペーパーを便器に捨てる

これも日本との大きな違い。台湾の多くのトイレでは、トイレットペーパーを便器に流すのはNGです。
備え付けのゴミ箱に捨てるのがマナーとなっているんです。下水設備の事情もありますので、現地のスタイルに従いましょう。
ちなみに、
「請勿將衛生紙丟入馬桶內」
と書いている場合、これは、「便器の中にトイレットペーパーを捨ててはいけません」という意味なので、使ったトイレットペーパーはゴミ箱に捨てるようにしましょう。
一方、
「衛生紙丟馬桶」
は、「トイレットペーパーは便器に捨てて良い」という意味なので、便器に流してOKです。
また、トイレットペーパーが個室になく、個室の外に共用のトイレットペーパーがかけてあったり、そもそも置いていない場合があります。
なので、事前にトイレットペーパーを必ず確認し、常にポケットティッシュを携帯するようにしましょう。
お葬式やお墓をジロジロ見る

台湾では、お葬式やお墓に対して非常に敬意が払われています。写真を撮るのはもちろん、ジロジロと見つめたりするのはとても無礼な行為です。
屋外で青やピンクっぽい色のテントを張っているのを見かけた場合、それはお葬式をやっている可能性があります。
また、地方で小さな家のような建物やお寺のような建物があれば、それはお墓の可能性があります。
目に入ってもジロジロ見たり、興味本位で近づかないように気をつけましょう。
台湾旅行で覚えておきたいこと3選
日本語でも悪口を言ってはいけない!

「日本語ならわからないでしょ」と思って、ついポロっと悪口やネガティブなことを言ってしまうのは危険です。
台湾は日本語がわかる方も多く、特に観光地では聞き取られている可能性も。どんな言語でも、悪口は言ってはいけないものですよね。
水道水は飲める?

結論から言うと、台湾では水道水をそのまま飲むのはおすすめできません。
その理由は、浄水場できちんと処理された水であっても、家庭やホテルに届くまでに二次汚染のリスクがあるからです。
台湾では多くの建物に屋上タンクが設置されていて、そのタンクや配管が古かったり、定期的に清掃されていなかったりすることがあります。
そうすると、細菌やサビなどが混じる可能性があるんです。つまり「浄水場では安全」でも、「蛇口では不安定」と考えられます。
実際、現地の台湾人でも水道水をそのまま飲む人はほとんどいません。コンビニでペットボトルの水を買ったり、家庭用の浄水器を使ったりするのが一般的です。
ホテルでも無料のペットボトルが置かれていることが多く、ウォーターサーバーが設置されている場合もあります。
さらに、南部(台南や高雄など)は水が硬めで、日本人にはお腹に負担になることもあるんです。
だからこそ、旅行中はペットボトルの水を用意しておくのがベスト。
安心して旅を楽しむためにも、水は「買う・沸かす・ろ過する」のどれかを選ぶようにしましょう。
割と野良犬がいる

台湾では野良犬がしばしば見られます。地方に限らず、都市部でもふとしたところで野良犬を見かけることがあります。
日本では野良猫は見かけますが、野良犬はあまりいないので、突然見かけると驚く方が多いのではないでしょうか。
基本的にはおとなしい子が多いのですが、驚かせたり不用意に近づいたりしないようにしましょう。犬好きさんも、ちょっと注意してください。
車線、バイクなど交通に気をつけよう

日本では車道は左側通行ですが、台湾は右側通行です。右左折も当然逆なので覚えておきましょう。
また、台湾はバイクが多く、歩行者優先の意識がやや薄いこともあります。バイクには十分気をつけて歩くようにしましょう。
食べ物はお腹の調子と相談しながら!

夜市などのグルメは台湾旅行の大きな楽しみのひとつ。
魯肉飯(ルーローハン)や大鶏排(ダージーパイ)、胡椒餅、臭豆腐など、屋台には日本ではなかなか食べられない料理がずらりと並んでいます。
ただし、どれも見た目や香りにインパクトがあるぶん、実際に食べてみると「思ったより脂っこい…」「ちょっと刺激が強いかも」と感じることもあるかと思います。
特に、台湾の夜市料理は油で揚げたり炒めたりしたものが多く、胃が疲れやすい人や、普段あまり香辛料を摂らない人にとっては、少し負担になる場合があります。
たとえば「大鶏排」は顔より大きい鶏の唐揚げで、見た目はインパクト大ですが、ボリュームがあるぶん油もたっぷり。香辛料や粉末調味料がたっぷりかかっていることもあります。
また、夜市には「八角(スターアニス)」や「五香粉」など、独特の香りのスパイスを使った料理も多いので、初めて食べるとびっくりするかもしれません。
筆者は八角が苦手です。(笑)
特に「臭豆腐(チョウドウフ)」は、強烈な匂いと発酵のクセがあるので、興味本位で丸ごと注文すると後悔することも。
私は食べれましたが、食べられる日本人はなかなかいないようです。臭豆腐の店が近くにあるとすぐ匂いでわかるくらい匂いは強かったですね。
とはいっても、せっかくの台湾旅行。怖がりすぎずに、少量からチャレンジするのがコツです。たとえば、友達とシェアしたり、小さめサイズを選んでみたりすることで、体調を崩すことなくいろいろ楽しめます。
お腹の調子に不安がある人は、食べすぎを避けて、脂っこくない料理(例えばスープ類や果物)と交互に楽しむのもおすすめです!
台湾夜市の情報はこちら
やってはいけない事に気をつけて台湾を楽しもう!

いくつかの注意点を紹介しましたが、どれも少し気をつけるだけで大丈夫なことばかりですよね。
台湾は人も優しくて、ごはんも美味しくて、本当に素敵な場所です。
現地の文化を尊重しながら、心から楽しめる旅になりますように。そして、あなたの台湾旅行が、笑顔あふれる思い出になりますように。

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